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アラキドン酸の必要量について

皆さんは普段食生活を送っていますか。
食事内容によって私たちの健康や美は維持されているといっても過言ではありません。
食事は私たちの身体や脳の源であり、偏った食事は大きな負担を身体や脳に与えかねません。
日本は第2次世界大戦後、和食文化から大きく変化をしていきました。
西欧文化の流入で肉類も広く食べられるようになりましたし、ファストフードも広まりました。
コンビニで手軽な食事が購入できるようになったので、単身世帯の方の食事はついつい手間を省けるこうした食事になりがちです。
こうした偏った食事は肥満や動脈硬化を招くといわれています。
肉類中心の食事は確かに身体にデメリットの側面が大きいのです。
しかし、こうした食事に対してオーガニックな思想から抵抗しようというムーブメントもあります。
低GIの食事などを心掛け、ベジタブルを中心とした体にソフトな食事を送る人が増えています。
こうした思想はヨーロッパを起点として拡大し、日本でも専門店が多数オープンするなどムーブメントになっています。
野菜を肉類に見立てる料理も増加し、ヘルシー志向に拍車もかかっているのです。

しかし、ヘルシー志向は確かに動脈硬化の改善やダイエットに効果をもたらしますが、安易な肉類遮断は身体に思わぬ負担をもたらします。
特に脂肪酸は肉や魚類に含まれており、必須脂肪酸の不足は脳機能の低下も招くといわれています。
確かに摂取過剰も深刻とされますが、1日に必要量とされるアラキドン酸240mgに達していない可能性も増えているのです。
特に脳の成長が活発な幼児や、脳機能の低下が心配される高齢者の場合、不足は脳機能にダメージを与える場合があります。
摂取量よりも極端に多い場合も少ない場合も身体と脳に影響があることを、まずは忘れないようにしましょう。
そしてヘルシーな食生活は大切ですが、脂肪酸のような脳のエネルギーとなるような成分の摂取をおろそかにしないように注意してください。
健康を目指すなら、色んな食材を食べることが大切なのです。