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アラキドン酸と酸化ストレスを防ぐ方法

私達人間は、常に呼吸を繰り返しています。
空気中にある酸素を体内に取り込み、不要となった二酸化炭素を外へと排出しているのです。
生きるために酸素を必要としているのですが、酸素を取り込むがために身体が酸化により老いていくのもまた事実です。
身体の老いは酸化によってシミやシワなどの見た目はもちろんのこと、体内の臓器も錆びていきます。
人間の加齢と酸素の存在はきっても切り離せないのです。
この酸化による身体への変化は別名「酸化ストレス」とも呼ばれており、酸化ストレスの分析でアンチエイジング製品の開発なども行われています。
酸化ストレスは必要悪な現象なのでゼロにすることは出来ないのですが、出来る限り抑えることが好ましいとされています。
ではどのよう酸化ストレスを抑えればよいのでしょうか。

私たちの身体には酸素の他に、脂肪酸などの健康成分も必要とされます。
中でも脳細胞の原料となるアラキドン酸などの脂肪酸は、きちんと適正な量を摂取していないと脳の働きが急速に衰えたり、認知症を招いたりする可能性が高くなります。
しかしアラキドン酸は代謝される際に様々な成分に変質していきますが、アラキドン酸自身には酸化ストレスを増大させる効果はないのですが、この変質への過程で「活性酸素」が生み出されます。
活性酸素は体内への酸化ストレスを刺激する成分なので、結果としてアラキドン酸の摂取が身体の酸化に拍車をかけるという一面は否定できません。
そこで、こうしたアラキドン酸経由における酸化ストレスの増大を防ぐには、過剰摂取の制限を行う必要があります。
過剰に摂取すればするほど、酸化ストレスは増大することになるので、適度な摂取を心掛け、食事がきちんと摂れているのであればサプリメントなどで過剰に摂取をするのは控えましょう。
過剰摂取は酸化ストレスだけでなく、食事で脂質の部分も多く食べていることになります。
ダイエットや健康維持の観点からもアラキドン酸の過剰摂取は起こらないほうが賢明なのです。