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アラキドン酸とオリーブ

リノール酸という言葉を耳にすることが、最近とても増えているように感じませんか。
それもそのはず、リノール酸は今健康に役立つ成分として人気が高まっているからです。
不飽和脂肪酸の一種であるリノール酸は、現代日本においては不足しにくい成分として認知されています。
摂取のし過ぎはアトピーの原因になるといわれ、厄介な成分と思われがちなのですが、実はきちんとした摂取量を守り適切な効果を知ればリノール酸がただ忌み嫌うものではないと理解できます。
では、リノール酸はどんな効果を私たちに与えてくれるのでしょうか。

私達の身体は様々な脂肪酸を必要とします。
身体のエネルギーになったり、体温保持につながったり、脳の栄養源にもなるからです。
特に不飽和脂肪酸の中でもアラキドン酸にはかなりの注目が集まっており、あのWHOも適切な量の摂取を薦めているのです。
今までは身体に負担を及ぼす成分としての面だけがクローズアップされていますが、脳細胞を生み出す貴重な脂肪酸として再評価されています。
私たちの暮らしをスムーズにしてくれているのは、なんといっても毎日休まずに記憶し、学習していく脳の活躍があるからです。

そこで、アラキドン酸の適切な摂取が叫ばれているのですが、合わせてリノール酸も摂取することでさらにアラキドン酸が活性化するといわれています。
でもリノール酸はたくさんの油製品に含まれていますが、なぜオリーブオイルに注目が集まるのでしょうか。
オリーブにはオレイン酸と呼ばれる身体に負担感の少ない脂肪酸が成分の大半を占めています、リノール酸はわずかな量で充分なので、オリーブオイルのようにリノール酸の含有量が少ない油は大変おすすめなのです。
摂り過ぎると最初に述べたように、リノール酸の含有量が多い油は身体に負担になります。
オリーブオイルは適量を摂取するのに最適なので、是非炒め物などに使用するにはオリーブオイルを使用するようにしましょう。
美味しく食べられますからサラダに足すのもおすすめです。