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アラキドン酸の属する不飽和脂肪酸の特徴は

最近健やかな子どもの成長のために、脂肪酸が欠かせないという話題を耳にする機会が多くなりました。
特に母乳育児だけでなく、粉ミルクを使って育児を行う場合、母乳に含まれる脂肪酸がきちんと含まれているかどうかを見極めることが求められます。
健やかな育児には正しい脂肪酸を適切に摂取することが大切なのです。
また、脂肪酸が必要なのは何も子どもだけではありません。
適切な脂肪酸の摂取は、大人も高齢者も求められます。
そこで、今回は脂肪酸についてクローズアップしていきましょう。

脂肪酸には大きく分けて2つのカテゴリーがあります。
まず1つ目は飽和脂肪酸です。
飽和脂肪酸とは、主に油に含まれていると理解すれば良いでしょう。
バターなどに多く含まれている成分です。
これらの脂肪酸は溶けるには高熱が必要とされるので、人間の体内に多く滞留するとすぐに脂肪になってしまいます。
お腹をつまんで脂肪がたっぷり、みたいな状態の方は脂質を多く摂り過ぎているのかもしれません。
脂質は一定量必要ですが、摂り過ぎると身体には負担です。
生活習慣病の原因の1つですから、飽和脂肪酸とは上手に付き合う必要があります。
一方のアラキドン酸が属する不飽和脂肪酸は、体内でも凝固しない流動性のある脂肪酸です。

主に魚類の油に含まれており、良質な脂として知られています。
ここまで知っていると、私たちの身体には飽和脂肪酸は不要のように感じますが、実はそうではありません。
両方を適量に必要とするのです。
肉も魚も等しく食べることで身体の健康は維持できるのですね。
ちなみに、今話題になっている健康成分のアラキドン酸はどちらに分類しているかご存知ですか。
アラキドン酸は不飽和脂肪酸に分類されます。
脂質として魚の脂にも含まれています。
しかし、アラキドン酸の摂り過ぎは気管支炎などのリスクを増大させますから注意が必要です。
アラキドン酸カスケードを通して生み出される成分には身体にリスクを生じるものがあるので、十分に注意しましょう。