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鰤からアラキドン酸を摂取

脳に良い成分として、今アラキドン酸に脚光が集まっています。
しかし、本来は必須脂肪酸であり食事で補えるはずのアラキドン酸になぜ光が当てられる事態になっているのでしょうか。
その背景には、日本の場合高齢化社会の進行で、認知症やアルツハイマーによる問題がここ数年特に顕著になっているからです。
身寄りのない独居老人も増えている中で、私たちは今高齢者の病気をどう未然に防ぐことが出来るのか、試されているともいえます。
認知症は誰しもに起こり得る病気で、場合によっては若年性認知症も存在します。
そこで、新しい脳細胞の原料となる必須脂肪酸は未病への試金石となるのではないかと研究が進められているのです。
しかし、みなさん既にご存知かもしれませんがアラキドン酸は主に肉や卵類に多く含まれています。
年齢を重ねてみるとわかりますが、どんどん肉や卵は胃腸に負担感が生まれるのです。
特に一人暮らしの方ですと食事を作るのもままならない時があります。
また、一人分の食事をこしらえるのもなかなか負担感があるものです。
そこで、今アラキドン酸の摂取においてにわかに注目が集まっているのは、魚類での摂取です。
元々魚にはDHAも豊富なので、意識して食べている人も多いかもしれません。
その上、実は意外にも見落としがちなのですがアラキドン酸の摂取も可能なのです。

特に鰤は美味しくて、刺身として食しても美味しいですし焼いても非常に美味しく食せます。
脂が多いですが、ご飯にも良く合うので肉類は苦手な方でも美味しく食べられるのではないでしょうか。
最近では焼いた鰤が一人分として販売されていることも増えていますから、わざわざ自宅で調理しなくてもお惣菜を通して楽しむことも出来ます。
アラキドン酸の摂取量としては、100グラム当たり180mgと十分な量が摂取できます。
その他にも血液をサラサラにする効果のあるリノール酸なども摂取をすることが出来るので、非常に万能な食材ともいえます。
この目安は焼いた場合の目安ですので、手軽な食材ですし挑戦してみてはいかがでしょうか。