アラキドン酸とPGH2
EPA

アラキドン酸とPGH2

皆さんは春になると花粉症に悩まされることはありますか。
日本のもはや国民病とも言える花粉症は、多くの人々の目や鼻、喉を苦しめています。
花粉症は一種のアレルギー症状なのですが、花粉が粘膜や目に入り込み、身体がそれを追い出そうと「拒絶反応」することで起こる症状です。
涙の場合は花粉を追い出そうと目が反応していますし、鼻水は鼻の粘膜を守ろうとして発生します。
喉のイガイガも同様の拒否反応です。
こうした症状は花粉症以外にもあり、猫や食べ物、あるいはハウスダストなど実に多くのものに人間はアレルギー症状を引き起こします。
こうした反応は免疫システムの暴走、ともいわれており、免疫システムが正常運転の時は起こりません。
しかし、炎症を起こす成分が体の中で大量に生成されると拒否反応や炎症を起こしやすくなります。
では炎症を起こす成分とはどのようなものでしょうか。

身体の反応に大きな影響を与えているものとして、今研究が盛んに行われているのは「アラキドン酸カスケード」です。
これは名前にある通り、アラキドン酸が影響している現象なのですが、成分が代謝するときにおこる現象です。
PGI2と言った酵素が関わっており、滝のように激しく反応し、炎症を引き起こすことがあるので注意が必要です。
成分の代謝は時に人間の身体でアレルギー反応を誘発し、カスケードがその原因の1つと言われています。
猛烈な反応は蕁麻疹などを誘発しているともいわれており、食べた後にすぐ蕁麻疹反応が出るのもこうしたカスケードの反応を密接な関係があるとされます。
こうした現象はなかなか原因物質の特定はしにくく、カスケードの現象に着目して反応を抑制するのが効果的です。
そのためステロイドなどのアレルギー治療薬は即効性が高く、反応や炎症を鎮静化する作用があります。
こうした即効性のある治療薬はアラキドン酸の変化を研究し生まれてきたものがあるのです。
代謝反応は個人差がありますが、原因を知っておくことで対処方法がわかります。