EPA

アラキドン酸の代謝経路とは

アラキドン酸についての話題を多く耳にするようになりました。
この背景には脳に関しての意識の高まりや、食生活の変化について要因として存在します。
また、アラキドン酸は乳幼児の時代から必要とされており、母乳や成分を含有している粉ミルクの摂取が必要であると積極的に知られるようになりました。
この成分は私たち人間が人間らしく生活するために重要な成分で、脳が記憶や学習をするための機能を作る細胞を生み出しています。
つまり、不足するとこの機能が低下することを意味しているのです。
特に子どもの場合、3歳までに脳機能のほとんどが完成するといわれており、アラキドン酸の不足は禁物であるといわれています。
しかし現代社会は肉類に比重が傾いている食事が多いのも現状であり、少しばかりアラキドン酸は過剰摂取気味であるという指摘も間違いではありません。
不足気味の方は補う必要がありますし、過剰気味の方は動脈硬化や生活習慣病を防ぐためにも摂取量を見直す必要があります。

アラキドン酸は摂取をすると代謝経路をたどり、様々な物質に変化をします。
中には身体に対してストレスフルな活動をする成分へと変化をするものもあります。
しかし、過剰摂取でなければ身体に大きな負担を残すものではありません。
人間が酸素を必ず必要とし、その分酸化によって身体が老いるという負担がありますが、これと同様に致し方のないことです。
摂取量を見極め、代謝経路をたどって変化をする成分を過剰に増やさないことを意識しましょう。
リポキシゲナーゼなどの成分に変化することが知られており、この成分は動脈硬化やがんに関わっているという研究が進められています。
これは肉類を中心とした食事は私たちの健康に大きな負担となっている、というありきたりな感覚の答えとも言えるでしょう。
日常生活においてはこうした代謝経路を意識するよりは、摂取量を意識し食事の内容を構築することが先決です。
身体に負担のない食生活を考えましょう。