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ホスホリパーゼとアラキドン酸

アラキドン酸について調べていくと、まだ耳にしたことが無いような難解な言葉に出会うことがあります。
これはアラキドン酸が体内で様々な成分に変化したり、別の成分に作用したりしているかを想像すると良いでしょう。
アラキドン酸は単独で常に活動する成分ではないので、身体の中のあらゆる成分に密接に関係しているのです。
特に変換装置と解釈切るカスケードの話になると、たくさんの別の種類の成分が登場するので、専門医療のような話に近付きます。
ここまで来ると非常に難解に感じるので身近な成分の話のように思えないかもしれませんが、決してそんなことはありません。
そこで、今回はアラキドン酸に非常に密接な関係のある、「ホスホリパーゼ」についてお話していきましょう。

そもそも不飽和脂肪酸の一種であるアラキドン酸は、脳細胞を作るという重要な機能を担っています。
しかし、本当に大切なのは何も脳細胞だけではありません。
人間の免疫機能の部分にも関わっており、適切な量の摂取が必要です。
でも単独で免疫機能を調整できるものではなく、ある成分の手助けを必要とします。
それがリン脂質の1つであるホスホリパーゼなのです。
ホスホリパーゼの力を得ると、免疫機能に働きかけることのできるプロスタグランジンへと変化を遂げます。
すると、胃腸内で免疫機能として有効に活動を始め、風邪やウイルスに負けない身体へと整えることが出来るのです。
プロスタグランジンの生成は私たち人間が外敵に負けないために非常に重要な成分のため、不足は禁物です。

そこで、主原料となるアラキドン酸の不足は禁物なのですね。
しかし、立ち止まって考えてみて欲しいのですが、乳幼児や高齢者はウイルスに負けやすいものです。
つまり、プロスタグランジンが不足しやすいといえます。
本来なら食べ物で補えるものなのですが、乳幼児の場合まだ食事量が少ないですし偏りも生じやすいものです。
高齢者もなかなか肉類を咀嚼できないこともあるので、十分に注意しましょう。