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アラキドン酸が不足する食生活とは

アラキドン酸は主に肉や卵などの食事で補うことが出来ます。
バランスの良い食生活を送っている限り、不足する恐れはないといわれている必須脂肪酸です。
脂肪酸は非常に重要な役割と果しており、特にアラキドン酸の場合は脳細胞の原料となっているので不足状態は懸念されます。
本来体内である程度生成できる成分なのですが、年齢とともに生成過程も衰えていくので食事できちんと補うことは非常に重要です。
しかし、近年本来不測の心配はあまりないこの成分も、実は現代社会に生きる人たちの中では不足が懸念されることがわかりました。
ではどうして不足に陥っているのでしょうか。
不足は現代社会ならではの問題が背景にあるのです。

アラキドン酸は先のも述べたように、肉や卵、レバーや魚なども含まれます。
野菜と肉、魚類といったバランスの良い食事であれば必須脂肪酸は不足しないのですが、肉類と野菜類の食事をみなさんは送れていますか。
案外野菜ばっかりのヘルシー志向になっているのではないでしょうか。
ベジタリアンのような食生活は非常にストイックであり魅力があります。
しかし、野菜にあまりにも偏重した食生活を送っていると、すぐに必須脂肪酸は不足状態に陥ります。
すると、脳細胞の生成が遅れてしまいますし、年齢によっては認知症や免疫力の低下も招きかねません。
ダイエットを意識し過ぎると、理想の体型には近づくことが出来るかもしれませんが、身体には大きな負担を残すことになります。
また、年齢を重ねていくと段々食事量が減り、野菜中心の菜食になる傾向が高まります。
すると、アラキドン酸があっという間に不足してしまうのです。
良く健康の維持にはバランスの良い食事、と言われていますがこれはダイエットからのリバウンドと思われがちです。
リバウンドのみならず、脳にも負担になっていると知っておくと良いでしょう。
私たちの健康は食事によって意外なほど影響を受けます。
肉や魚は非常に重要な成分源なので、あまりに減らすのは危険なのです。