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アラキドン酸5リポキシゲナーゼについて

私達の身体や脳活動を維持していくには、必須脂肪酸や必須アミノ酸など様々な必要な成分が求められます。
特に脳活動は非常に重要で、私たちの身体の神経はもちろんのこと、動作、あるいは記憶や学習能力など様々な役割を円滑に遂行させるために、休むことなく活動しているのです。
脳の健康は身体や心の健康に直結しており、若々しい脳を維持していくことは長生きの秘訣でもあります。
脳の健康な活動には必須脂肪酸が必要とされていますが、中でもアラキドン酸の活躍は目覚ましいものがあり、近年では高齢者の脳活動に維持になくてはならない成分としてサプリメント化も進んでいます。
そんなアラキドン酸ですが、意外な盲点があるのも事実です。
アラキドン酸の過剰摂取に警鐘が鳴らされる背景には、アラキドン酸の活動によって生まれる副産物が身体にリスクをもたらすこともあるためです。
ではそのリスクはどのようなものでしょうか。

アラキドン酸は体内になくてはならない成分ですが、副産物として肥満を引き起こしやすくする細胞である「アラキドン酸5リポキシゲナーゼ」と呼ばれる成分を生み出します。
この成分は気管支炎などを引き起こしやすいといわれており、過剰な活動は出来る限り避けたい成分の1つです。
しかし、アラキドン酸は必須脂肪酸の一つであり、不足は脳に大きな負担であることも事実です。
副産物の発生は致し方のないことであり、過剰摂取を避ければ問題がないので、副産物による身体の負担を恐れるあまり摂取を避けるべきではありません。
確かに気管支炎などのリスクはありますが、それを踏まえて医薬品の開発も進んでいます。
成分の過剰摂取はこのようにリスクもありますが、不足は脳活動の停滞を意味します。
結論、必要な成分とわきまえ、過剰摂取にならないように適量を摂取することが大切です。
食事で補うことが負担に感じる段階になったら、サプリメントを活用することがおすすめです。